週末、ゴルフ場で同伴者のガーミンが話題になりました。聞けばREIのアニバーサリーセールで Garmin Fenix 8 が通常1,000ドルのところ750ドル、25%オフで買えたとのこと。私も以前から気になっていたモデルです。そこでふと考えたのが、「この話、うちの部下たちの生産性向上施策と構造が似ているな」ということでした。
アウトドアギアの世界でも、ガーミンのような高機能デバイスは「使いこなせる人には投資対効果が高いが、そうでない人には宝の持ち腐れ」という評価が分かれます。これは、私が今まさに取り組んでいるAIツール導入の社内調整とほぼ同じ構造です。経営陣から「で、それ使って何が変わるの?」と問われたときに答えられない提案は、どんな分野でも通りません。
今年4月、私の部署では営業支援ツールの試験導入を25名のうち8名に絞って先行させました。対象は比較的ITリテラシーが高く、自発的に手を挙げてくれたメンバーです。3ヶ月経って出てきたのは、提案書作成にかかる時間が平均で週あたり約3時間削減できたというデータでした。定性的な感想だけを経営陣に持っていっても「だから何?」で終わります。数字があって初めて話が前に進みます。
REIのセール記事でも、BioLite Site Lights が75ドル、LifeStraw Peak Series Straw が19ドルという具体的な価格が並んでいます。アウトドア好きならその数字を見た瞬間に「安い、買い」と判断できる。社内の意思決定も同じで、具体的な数字なしには誰も動きません。私が稟議書で心がけているのも、まず現状の工数と費用対比をページの先頭に置くことです。
もう一つ今回改めて整理したのが、ベンダー選定の評価軸の話です。アウトドアギアでいえば、テントやシュラフは「壊れたら捨てる」前提のものと、「長く使い続ける」前提のものでは選び方が変わります。ガーミンのようなデバイスは後者で、初期投資が高くても長期使用で元が取れる設計です。
企業向けSaaSツールも同じ構造で、初年度の導入コストだけ見ていると判断を誤ります。重要なのは、データの持ち出し可否、社内セキュリティ要件との整合性、そして仮に解約する場合の移行コストです。今のベンダーとの契約更改が来年度に控えているので、この観点を改めて事前評価シートに落とし込もうと思っています。
私の部署では現在、以下の3点をベンダー評価の必須確認事項にしています。
これを怠ると、後から「あのベンダーに依存しすぎた」という事態になります。過去に一度、契約更改のタイミングで移行コストが当初見積もりの倍以上に膨らんだ経験があります。その苦さは今でも忘れていません。
息子が先日、就活の合間にキャンプ道具を揃えたいと言ってきました。REIのセール期間中に見ていたのか、Exped MegaMat Duoというマットが定価から大幅値引きになっていると教えてくれました。私自身は使ったことがないブランドでしたが、息子から「防水性とR値(断熱性能の指標)がこれだけ違うから長期で見るとコスパが良い」という説明を受けて、なるほどと思いました。
経営陣に対するDX投資の説明も、このくらいの解像度が必要です。「AI活用で業務効率化します」という漠然とした表現では稟議は通りません。「現状の営業プロセスにおけるこの工程が、このツールによってこの時間削減できる。年換算でこの人件費相当になる」という粒度まで落とし込む必要があります。息子に外の視点から教わったことが、自分の説明資料の構成を見直すきっかけになりました。
来週、部署横断の改善事例共有会があります。そこで4月から3ヶ月分の定量データを持ち込み、次のフェーズへの展開を提案するつもりです。数字を丁寧に積み上げてきた分、今回は少し自信を持って話せそうです。
アウトドアギアの世界でも、ガーミンのような高機能デバイスは「使いこなせる人には投資対効果が高いが、そうでない人には宝の持ち腐れ」という評価が分かれます。これは、私が今まさに取り組んでいるAIツール導入の社内調整とほぼ同じ構造です。経営陣から「で、それ使って何が変わるの?」と問われたときに答えられない提案は、どんな分野でも通りません。
部下に使わせてみた結果が一番の説得材料になる
今年4月、私の部署では営業支援ツールの試験導入を25名のうち8名に絞って先行させました。対象は比較的ITリテラシーが高く、自発的に手を挙げてくれたメンバーです。3ヶ月経って出てきたのは、提案書作成にかかる時間が平均で週あたり約3時間削減できたというデータでした。定性的な感想だけを経営陣に持っていっても「だから何?」で終わります。数字があって初めて話が前に進みます。
REIのセール記事でも、BioLite Site Lights が75ドル、LifeStraw Peak Series Straw が19ドルという具体的な価格が並んでいます。アウトドア好きならその数字を見た瞬間に「安い、買い」と判断できる。社内の意思決定も同じで、具体的な数字なしには誰も動きません。私が稟議書で心がけているのも、まず現状の工数と費用対比をページの先頭に置くことです。
ベンダー選定で見るべきは「撤退コスト」
もう一つ今回改めて整理したのが、ベンダー選定の評価軸の話です。アウトドアギアでいえば、テントやシュラフは「壊れたら捨てる」前提のものと、「長く使い続ける」前提のものでは選び方が変わります。ガーミンのようなデバイスは後者で、初期投資が高くても長期使用で元が取れる設計です。
企業向けSaaSツールも同じ構造で、初年度の導入コストだけ見ていると判断を誤ります。重要なのは、データの持ち出し可否、社内セキュリティ要件との整合性、そして仮に解約する場合の移行コストです。今のベンダーとの契約更改が来年度に控えているので、この観点を改めて事前評価シートに落とし込もうと思っています。
私の部署では現在、以下の3点をベンダー評価の必須確認事項にしています。
- 社内情報セキュリティポリシーとの整合確認(情報システム部との事前合意)
- 初年度・2年目以降のランニングコスト比較
- 解約・移行時のデータエクスポート仕様の開示
これを怠ると、後から「あのベンダーに依存しすぎた」という事態になります。過去に一度、契約更改のタイミングで移行コストが当初見積もりの倍以上に膨らんだ経験があります。その苦さは今でも忘れていません。
経営陣への説明に必要な「外の視点」
息子が先日、就活の合間にキャンプ道具を揃えたいと言ってきました。REIのセール期間中に見ていたのか、Exped MegaMat Duoというマットが定価から大幅値引きになっていると教えてくれました。私自身は使ったことがないブランドでしたが、息子から「防水性とR値(断熱性能の指標)がこれだけ違うから長期で見るとコスパが良い」という説明を受けて、なるほどと思いました。
経営陣に対するDX投資の説明も、このくらいの解像度が必要です。「AI活用で業務効率化します」という漠然とした表現では稟議は通りません。「現状の営業プロセスにおけるこの工程が、このツールによってこの時間削減できる。年換算でこの人件費相当になる」という粒度まで落とし込む必要があります。息子に外の視点から教わったことが、自分の説明資料の構成を見直すきっかけになりました。
来週、部署横断の改善事例共有会があります。そこで4月から3ヶ月分の定量データを持ち込み、次のフェーズへの展開を提案するつもりです。数字を丁寧に積み上げてきた分、今回は少し自信を持って話せそうです。